機械室には大きな巻き上げ機もたくさん据付してありました。
(※巻き上げ機は、エレベーターを動かすためのモーターや減速機を指す機器のことです。
重さ約1トンもあるエレベーターを安全に、快適に動かすために重要な部品です。
車でいうとエンジンにあたります)
エレベーターは、「かご(人が乗るところ)」と「釣合おもり」の重量バランスを整え、
巻き上げ機で駆動させています。

今回気になった部品は、写真の銀色のホース状のもの

お聞きしたところ電線を通す電線管とのことでした。

電線管は、電線やケーブルを保護するもので、
水色斜線の部分は、最終的にコンクリートで埋めるため、将来的に電線の取り替えや
メンテナンス作業の省力化を図れるようにするものとのことでした。

今回機械室では作業をしていなかったのですが、作業をする上で危なくないように
回転部を保護して作業をしています。


現場で作業をしている様子を見させていただいて、
まったく何もないところからどんどん形が組みあがっていくところを間近に感じられ、
本当にとてもおもしろくわくわくさせられます。
大したことのないたった一つの小さな部品であっても、組み上がってしまえば見ることのできない裏側の構造も、
1つ1つ人の手で組み立てられていることが分かり感動致します。
建物に入ってエレベーターに乗るときに、ここで体験したことを思い出しながら
乗ることが増えました。
いつもの日常も多くの方に支えられていることに感謝いたします。
※現場の皆様 お忙しい中ご対応くださりありがとうございました。


