天神地区の現場の作業も今月末まででほぼ完成となります。
最後の残りの作業や、検査に向けて調整を行っていました。
前回現場に行った時に見させていただいた
SIDE EXIT(サイド イグジット)(非常用救出出入口)も完成していました。


エレベーターのかごの中にある操作盤(スイッチ)の写真です。
配線が細かく丁寧に張り巡らされています。



昇降路の中
※昇降路:エレベーターのかごが上下に動くために
建物内に設けられた壁や戸で囲われた縦方向の
通路(シャフト)



今日はかご(人が乗るところ)の天井上を見させていただきました。
エレベーターの天井上部分を見る機会は日常にはないので、
初めて見させていただきました。
かごの上には、
・かご上運転装置(かご上ステーション)
・ポータブルスイッチ
・ドアモーター(かごの扉を動かすモーター)
・床合わせ補正装置(着床センサー)
などが取り付けられています。

エレベーターが完成するまでは、
ポータブルスイッチ(手動の操作スイッチ)で
エレベーターを動かしています。
なので、今回のように通常では止まらない位置で
エレベーターを停止させて作業をすることが出来ます。
エレベーターの前には試験用のおもり(テストウエイト)がたくさん置いてありました。

おもりの重さは、1つ25Kgです。
この試験用のおもりをエレベーターに載せて、
実際の使用状態に近い負荷を再現して安全性や性能を確認します。
・かごのバランス確認
・制動距離(停止性能)の確認
・速度・乗り心地の確認
・安全装置の試験
・法定検査・完成検査への対応
その中でも一番重要なのは、秤装置の調整
(かごと釣り合いおもり(カウンターウエイト)との
バランスを確認)することです。
※釣り合いおもり(カウンターウエイト)については、
天神地区現場 第五段(参照)
まず最初に積載量の半分の試験用おもりをエレベーターに載せます。
建物が10階建てとするとその半分の5階まで動かした時、
かごと釣り合いおもりがぴったりと釣り合うかを確認します。
その時に釣り合いおもりの方が軽ければ
おもりを足して釣り合うように調整します。
(ハーフバランス)
ここが最も重要になります。
かごと釣り合いおもりがぴったりと釣り合ったら、
次は、積載量の0%、25%、50%、75%、100%、110%
になるように試験用おもりを載せていき、
モーターにかかる電流値を測定していきます。
通常は、積載量の100%を超えて動くことはないのですが、
110%の試験用おもりを載せたときに、
アナウンスが流れるのかを確認し、
そのうえで、試験のためテストモードでエレベーターを動かして、
電流値の測定をしています。
たくさん人が乗った状態でも安全に動くことを
確認するため、調整や試験を行っています。
エレベータ―ホールも完成していました。

建築の工事も、まだ足場は組まれていますが、
ほとんど完成に近い状態になっていました。
屋上


建物内










こちらの天神地区の現場は、昨年2025年10月に
エレベーター工事を着工して、
6ヶ月間かけて、12台のエレベーター工事に携わりました。
天神地区現場第一段のブログを掲載させていただいた
2025年11月の時の写真と比較して振返ってみると、
かなり大きく変化していることが分かります。
こちらの現場は着工当初から順を追ってずっと現場を見させていただけたことによって
部品も、名前だけ知っているものが実際に取り付けられているところを見たり、
このようにブログとして書かせていただくことによって、
しくみについても私自身でも調べながら勉強させていただくことが出来ました。
天神地区は今どんどん建て替えが進められていて、
次々に新しい建物が増えていっています。
新しい建物が完成するたびに変わっていく風景や、
人の流れの変化を感じます。
長い期間にわたり、現場の皆様、関係会社の皆様には
大変お世話になりました。ありがとうございます。
新たな施設の完成により、益々のご発展と
今後のより一層のご活躍をお祈りいたします。


